バイオカイトについて

BioKiteキッズ バイオカイトで化学を学ぼう!

バイオカイト利用方法

バイオカイト動物シリーズ
バイオカイト蝶シリーズ

従来の凧と違い、わずかな風があれば、
走ることなく誰でも簡単に揚げることができるバイオカイト。

流体力学や航空機力学を応用した新世代の凧で、揚げるだけでなく作ることも楽しめます。
そんなバイオカイトのさまざまな利用方法をご紹介します

バイオカイト特徴

特徴1
そよ風で揚がる
ポイント
  1. 歩く速さよりも遅いくらいのそよ風でも揚げることができる!
  2. 最少のもので100円玉2枚分くらいの重量しかない軽量性!

バイオカイトが微風で揚がる理由の一つに、軽量性があります。バイオカイトは、シートが超軽量の不織布、繊維強化プラスチックという細くて軽量ながら曲がりにくい骨材料、アングルや中空の棒材といったものが適所に活用されているので、従来の凧と同じ面積でも、軽さは約1/3しかありません。

特徴2
季節天候を問わない!

バイオカイトは、季節や天候に関係なく、雨でさえなければオールシーズン楽しむことができます。

ポイント
  1. それぞれの季節に吹く風に応じてカイトを使い分けると、1年中楽しむことができる!

強風用のカモメ型やペンギン型のバイオカイトは、軽い割に面が変形しないので、微風から強風まで楽しむことができます。また、蝶型のカイトは、強風には適しませんが、春風に乗せてひらひら飛ばせば、自然の優雅さを満喫できます。
このことは、2・3種のバイオカイトを用意し、季節やその日の天候に応じて使い分ければ、雨天を除きいつでもバイオカイトを飛ばして楽しむことができることを意味しています。

特徴3
形状が自由!

左右対称であれば自由な形状にできるバイオカイト。風力に合わせて基本的に4タイプあります。

ポイント
  1. 左右対称のものであれば自分でもバイオカイトを作ることが可能!
  2. バイオカイトは風力によって適した形状がある!

デザインの数は無限
バイオカイトは、基本的に左右対称であれば形状に制限はありません。三角形のゲイラカイトや、伝統で受け継がれた形をした古典凧との大きな違いです。バイオカイトは、鳥や蝶が飛ぶ姿を写真に撮り、パソコンを使って左右対称に変形すれば、蝶の標本のような両端前上がりの形状以外であれば、カイトとして揚げることができます。 バイオカイトの形状は、基本的には次の4つに分けられ、それぞれ揚げるのに適した風力があります。

カモメ型
ハヤブサやカモメ、ツバメなどのように初列風切り羽をたたんで後退させて高速飛行する鳥を真似たもの。風力1の微風から風力6の強風まで、幅広い風域に対応できることが特徴です。
トビ型
初列風切り羽をいっぱい広げてゆったりと滑空する猛禽類の形を真似たトビ型。微風から風力3までの風に適したカイトです。
蝶型
羽をひらひらさせて優雅に舞うように揚がるのが、蝶型の特徴。風力1の微風から風力3までの風に適したカイトです。
動物型
ペンギンや虎や象、イカなど、動物の形を真似て、なおかつ縦長にしたもの。風力1の微風から風力5の強風までと、カモメ型に次いで、幅広い風域に対応できることが特徴です。
特徴4
真上に揚がる!

流体力学や航空機力学を応用したバイオカイトは、斜めではなく、真上に高く揚がります。

ポイント
  1. 揚力を利用

バイオカイトは飛行機と同じく主翼と水平尾翼がはっきりとあり、それぞれが役割を果たして飛行機のように真上に揚がる力、すなわち揚力が働いて揚がっています。ちなみに従来の凧は、真上ではなく斜めに引っ張る力が働く構造になっています。

さらにバイオカイトには突風を逃がす仕掛けがしてあるので、ミシン糸でも揚げることができ、これを使えばなおさら頭上高く揚げることができます。これらの理由や仕掛けの詳しい説明は、”カラスもびっくり!バイオカイト”に書かれていますので、一度お読みください。

ちなみに当社の社長は、ハヤブサ型のカイトを真上に600m揚げたことがあります。

自然保護の一環に

コウノトリの郷として知られる兵庫県豊岡市ではコウノトリを再び野に帰す取り組みがなされています。当社は、この取り組みをもっと全国的に知っていただこうと考えコウノトリバイオカイトを寄贈。同時にコウノトリバイオカイトの体験飛行会を行いました。

体験飛行会

コウノトリの郷公園でバイオカイトコウノトリを揚げていると、本物の野生のコウノトリが襲いにやってくるというハプニングが起きました。本物のコウノトリも見間違えるほど本物らしく飛んでいたのでしょうか。しかしながら、絶滅の危機を迎えているコウノトリに万が一のことがあると大変なので、揚げるのをすぐに取りやめました。 

学習教材として

流体力学を応用した、バイオカイトの飛行原理を知ることは、鳥や飛行機の飛ぶ原理を学ぶことになります。楽しみながら学べる理科教材として、小学校や中学校で採用され始め、神戸市や伊丹市などの小学校の総合学習の教材として用いられています。

小学生から大学生まで

飛ぶことを理解するには、力学、流体力学、制御理論、材料学、材料力学といった科学技術の基本をマスターする必要があります。幸いなことにバイオカイトの場合、大学生ともなれば、パソコンでその挙動を数式的に解析することが可能です。
また、小学生や中高校生でもカイトづくりを授業カリキュラムに取り入れ、それぞれの知識レベルで、それがなぜ揚がるのか揚がらないのかを理解できれば、科学の面白さを感じるきっかけになります。昨今、問題になっている学生の理科離れの防止にもなります。

バイオカイトセラピー

バイオカイトの飛び方は、人間を楽しませたり、ぼんやりとした時間を過ごさせる要素があります。JBC(ジャパン・バイオカイト・クラブ)は、この楽しいバイオカイトの凧揚げを『バイオカイトセラピー』と称して、「お年寄りも子どもも大人も、病気の人も元気な人もみんなでいつでもどこでも楽しく凧揚げをしましょう」という運動を始めてます。

バイオカイトの効果

お医者さんや学校の先生、薬剤師の方から、一例として、次のようなうれしい報告をいただいています。

  • 精神病の治療の過程で、バイオカイトを使用しています。
  • すぐに精神的にキレる子どもが、バイオカイトに熱中するようになってからキレにくくなった。
  • 脳梗塞で倒れ、リハビリする父を車椅子に乗せて散歩するうち、バイオカイトを揚げてみたらとても楽しそうに外出を希望するようになりました。それ以来、リハビリの中でバイオカイトを揚げることを取り入れています。
    ※上記はあくまでも、お客様よりいただいた例であり、必ずその効果が望めるものではありません。

バイオカイトについて