バイオプレーンは、流体力学や航空機力学を応用したバイオカイトの発展型モデル。
バイオカイトの機体に、超軽量電動はばたき機構を搭載し、回転ポールの周りを低速で回転飛行します。
こちらではバイオプレーンの概要や開発秘話をご紹介します。
商品紹介
概要
バイオプレーンは、専用回転ポールの周りをはばたきながら低速で飛行します。リモートコントローラではばたきの強さを調整でき、飛行の高さを変えることが可能。屋外で高速で飛行を楽しむ飛行機や鳥ラジコンとは異なり、室内で誰でも楽しむことができます。また、バッテリーを使用せず、電線により飛行中の機体に連続給電を行うため、長時間飛行も可能。ビルのアトリウムなど業務用インテリアとして、理科教材として、玩具としてご利用いただけます。飛行半径は、約1.5m程度(オプションとして電線を延長することは可能で)。将来的には、無線方式のバイオプレーンも登場する予定です。
種類
鳥シリーズ 蝶シリーズ 昆虫シリーズ 怪獣シリーズ
順次リリース予定です。
サイズ・仕様
- 翼長
- 45~50cm
- 丈
- 20~30cm
- 機体重量
- 約8g
- 付属品
- 専用回転ポール(スリップジョイントによる給電方式) 専用コントローラ
- 飛行速度
- 時速1~3km程度
開発秘話
室内で揚げられるバイオカイトの要望から始まった!
バイオカイトは、発売後まもなく新聞、テレビ、雑誌、ラジオなどを通じて全国に紹介され、程なく、障害を持つ方の通う教育施設や学校からバイオカイトを授業で使用してみたいとの依頼が舞い込みました。実際に、いくつかの学校の授業に参加させていただく中で、現場の先生の意見をまとめると、気象に左右される凧は、授業で使用するのに苦労するという意見が多く、「雨天時でも、せめて、体育館で揚げられるカイトが出来ないか」との要望を多数いただきました。そこから、室内で飛行させることができるカイトへの挑戦が始まったのです。
室内で飛行するバイオカイトのイメージが定まらないまま、1年半が経過しました。その間に、マスコミの紹介などが追い風となり、バイオカイトは定着の兆しを見せ、学校の授業での採用実績も増えてきました。しかし、一方で「室内で揚げられるバイオカイト」という要望も相変わらず続いていました。そんな中で、ある時、バイオカイトの胴体部分に30gの錘を積み込んで滑空させたところ、見事に20~30m滑空しました。雨天時には、このような利用の仕方があるという提案をまとめていたときに、伊藤博士から「30gの錘で滑空したのであれば、それ以下の重量のはばたき機構を装着すると、室内で飛行させることが出来るのではないか」とのアドバイスがありました。これが、バイオプレーンの第一歩となったことはいうまでもありません。